飯塚幸三被告について思うところ
池袋において非常に痛ましい事故が起こった。
まだ裁判中なので、こう書きたい。
「事故を起こしてしまった車に乗っていた」のは元官僚の飯塚幸三被告。
なぜこう周りくどい書き方をしたのかというと、まだ彼は犯罪者では無いからである。
遺族や国民の気持ちは痛いほど分かる。私も内心ハラワタは煮えくりかえる思いだ
しかし彼にも権利はある。先程無罪を主張したとのニュース速報が流れた。
これも当然の権利だ。もしかしたら本当に裁判を進めていく中で、車両に問題が発生した可能性も出てくるかもしれない
途中の経過で何故在宅起訴なんだ、何故逮捕されないんだ。上級国民だから忖度しやがって!
という非難轟轟だった。
だが良く現実を見てみると、果たして逮捕されて留置される事が彼にとって1番の「制裁」だったのだろうか??
現実在宅起訴になった後も、彼の自宅前で抗議する配信をする人が現れたり。
もちろん外出は出来ても最低限だろうし、その外出の際にも後ろ指を刺される生活が果たして平穏無事な生活なのだろうか
もっと言うと彼の子供や孫に至るまで、壮大な影響を及ぼすことになる
ここは是非テセウスの船という漫画かドラマを見て欲しい
ただ間違えて欲しくないのは彼の同情を誘おうなんて気持ちはない。
この先、裁判が進んでいく中で罪が確定したらその罪を償って欲しいと思ってる
遺族の方からしたら、本当にこの飯塚幸三被告のやった事は死刑になったとしても決して許される事のない出来事だったと思う
私が遺族の彼なら、正気ではいられない
飯塚幸三被告の裁判はおそらく、今の流れからすると執行猶予のつく判決になるのではないかと見てる。もしかしたら無罪判決すら有り得るのではないかな。
悔しいかな、今の司法は国民との解釈に非常に大きな隔たりがあると言わざるを得ない
考えられる可能性的には、車の異常によって被告人の年齢から見て制御出来た可能性は低いとして執行猶予のついた判決になるのではないかと思う
殺意もなく、殺人罪は無理。危険運転もおそらく適用しないだろう。
ただ、この先飯塚幸三被告に待ってるのは刑務所と同じくらい厳しい現実だろう
上記にも書いたが、以前のような平穏無事な生活は送れない。どんな肩書きがあろうと、ここまで国民のヘイトを買ったのだ
外に出たら、後ろ指をささせれる生活。
本人はもちろん、飯塚幸三被告の親族というだけで後ろ指を刺される生活。
更に今の国民感情としては、無罪判決や執行猶予がついた判決になると更に火に油を注ぐのは、まさに火を見るよりも明らか
逆に本人に限ったことで言えば刑務所で守られているという考え方も出来る。
だが刑務所の環境に彼が耐えれるのかはまた別である
まさに行くも地獄、進むも地獄なのが今の彼だ。
彼のこの事件における最善の手は、平身低頭に謝り続ける事だった
しかし彼のしてきた事は保身の一点張りだった。
車の異常だと責任を転嫁する様に国民の怒りをヒートさせる結果になった
この事件以降、プリウスに対しての風当たりも強くなった
私も車業界にいたから感じるのだが、プリウスのようなシフトレバーは絶対的に規制すべきだと思っている
高齢者の傾向として、昔の感覚としてセダンタイプに乗りたがる傾向にある。そして給油をこまめにしなくていいハイブリッドを選ぶ傾向にある
そう。まさにプリウスなのだ。私達、若年層でもあのシフトレバーは慣れるまでは大変。
私はプリウスのようなシフトレバー車に年齢と運転歴の制限をかけるべきだと思っている
第二の飯塚幸三被告を産んでもおかしくない。
1番問題なのは高齢者になるにつれ、意固地になり運転に対して現実の技量と自分の思い描く技量の乖離が大きい事を認められなくなる所なんだよな…
飯塚幸三被告。私は彼に対してヘイトを感じるが、彼の今後を考えたら哀れみしか感じない